唐松谷林道から雲取山登山(2)
2017年9月18日 19:29
はいっ、と言うわけで、唐松谷林道(1)の続きです。
日原林道を歩きまくり、途中はヌルヌルした道路で転んだりしながらやっと登山口へ到着しました。
すでに若干疲れております(笑)
ここから登山道で〜す。
とりあえず、唐松谷この周辺の地図を掲載しておきます。
唐松谷周辺図(拡大)
まずは下り道、谷へと下りつつ進みます。
ジグザグ・・と下る。
特別難しい場所はなく、普通の登山道ですね。
この道は富田新道を歩く人も使う道です。
平和な道。
下ってゆくにつれて、沢の音も大きくなってきますよ。
清流です。
一人づつしか渡ったらダメな橋を渡ります。
この橋を渡った所に道標があり、見て進みました。
この道標の裏側から渡渉して檜尾根へ行った事があります。
今回は道標を見て唐松谷へ向います。
唐松谷に沿って・・・
ここからなんですが、地味に登って進みますが、
ちょっと踏み跡がわかりにくく感じました。
立ち止まってよく周辺を観察して進みます。
ちゃんと踏み跡はあるんだけど、ちょっと分かりにくい。
道がわかりにくい時には、歩いてきた所を振り返ってみると、踏み跡をはっきりと感じ取る事が出来ます。
下から見上げると道に見えないんだけど、上らか見下ろすとちゃんと道になっているんですよね。あれ・・道がよくわからないな・・と思ったら振り返って自分が歩いて来た所を見るのも良いです。
ただあまりにも道っぽく無い所が長く続く場合は確実に道を間違っていますよね・・
登って行くと道標(道標番号18-090)
ここが唐松谷林道への入口です。
早速ですが、唐松谷林道へ突撃〜。
ここから先は、雲取山登山のコースとしては上級コースらしいので、緊張感が高まります。
道の様子を見ながら、進んで行きたいと思いました。
登山道の様子、特に危険は感じないのだが・・。。
しばらく歩いて行くと・・
お・・・細くて落ち葉が積もった道だ・・。。
積もってる枯れ葉は何の葉だろうか・・
今までの経験から、この葉っぱはあまり滑らないとわかっているので、危険はあまり感じない。
葉っぱによってよく滑る葉っぱと、そうでない葉っぱがある。
細い道から下を見た所。急斜面になっている。
落ちたらひとたまりもないだろうが、道幅は十分あるので落ちる事は先ず無いだろうと思った。
渡り終えてから振り向いて歩いてきた道を撮影してみると・・。。
あれ・・ぜんぜん大した事ない道だな・・とおもった。
登山道の曲がり方、傾斜角度、その他の要因が絡んで、登山道が必要以上に難しく見える錯視があるんだろうか・・?と思った。
この先でも同じような感覚を得た。
奥の方の登山道が、とても細く見えて、その下はかなりの急斜面に見えたが、実際に歩いてみると、ぜんぜん大した事は無かった。
斜面も見る角度によっては、急斜面に見えたり、でも近寄ってみると、傾斜もぜんぜん大した事が無かったりして、見る場所によって登山道の印象が大きく変わるんだな・・と思った。逆に言えば実際にはとても危ないのに、簡単に見えてしまったり・・と言う事もあるのかも知れない。
そして木道を歩く。
これが新しく出来た木道のようだ。
この木道が高度感があるけど、幅は十分なので怖くは無いです。
冬季は凍ってたりすると怖いかも・・
この木道が出てきた辺から、登山道の難易度が少しつづ上がってくる。
途中休憩するポイントが有ったので休む。
腰を落として、水筒の麦茶を飲んだ。
この先もまーまーキワドイ道が散発的に出てくる。
岩が右側からせり出しており、足の踏み場が極めて狭くなっている。
左側は急斜面。なかなか歩きにくい。すこし緊張する場所でした。
こういう、すこし歩きにくいかな・・と感じるような所が何箇所がある。
そして、一番の難所はここ。
土が崩れていて、登山道が消滅している。
と、言っても歩けない事はないです。
仮に滑り落ちたとしても、どこかで止まりそう。
渡り終わって振り返って撮影した所。
一度すこし上に登って、そこから下る・・そんな道でした。
ここは右側の岩なども上手に掴んでクリア。
ここ以降は途中すこし細い道もあるけど、全体的には歩きやすいです。
そして雰囲気もなかなかに良くて・・。。
歩いて行くと、右側の斜面から細い沢が2本流れてきている場所があり、
ここは「おおお〜!!」と声が出てしまった。
有りそうでなかなか無い場所。
水が勢いよく落ちてくる。
上を見て撮影。
ちょっと触ってみたけど、氷水のように冷たい。
振り返って撮影。
これまですこし緊張して歩いていたので、ここに来て唐松谷の林相(りんそう)の美しさを感じる事が出来ました。すこし心にも余裕が出てきたみたいです。
下の方を見て・・沢へ注ぎ込んでいる。
ここからストックを取り出す。
見たことがないキノコ。
途中、下の方に平坦な場所を見つける。
沢登りの時のキャンプ適地として使えそうだ・・と思った。
トラバース道は高度を下げて沢へと接近してきます。
うわぁ〜。。
すばらしい沢だな〜。
この周辺が唐松谷林道のハイライト。
美しい渓谷を眺めながら、水音に癒やされます。
唐松谷の様子。
水がドドドドドド・・と流れる。
キノコ。
いいっすね〜。
歩いていると、上から小石がガラガラ・・と落ちてきた。
上を見ると鹿が・・
ピーーーーピーーーー!!と鳴くので、
僕も口笛で返す。
鹿たちは僕を不思議そうに眺めて、走り去って行った。
そして最後は唐松谷の橋を渡って対岸へ。
いちおうここで、唐松谷は終わり。
ここまでの唐松谷林道のイメージだけど、上級者向けと言えばそうとも言えるし、そうでも無いと言われればそうでも無いと言える(なんだそりゃw)
山と高原地図では一般ルートとして記載されているし、
登山詳細図でもグレーディング表示が無い。
だからと言って一般ルートかと言うとそんな事もない・・と思う。
僕はどうも細い道のトラバース道、片側が崖になっているような場所が苦手のようです。そんな僕にとってはこういうルートはとてもリスクが高く感じてしまいます。
しかし、こういったトラバース道も、畳の縁を歩くのと同じと言えば同じなので、恐怖心が沸いてこない人にとっては(トラバース道に何も感じない人にとっては)何てことは無いただの道にしか見えないのかもしれない。
登山道は人によって得手不得手があるかもしれないので、
やはり人の言う、簡単だよ、とか難しいよ、はあまりアテにならないのかもしれない、それは登山地図のグレーディング表示でも同じことが言えるのだろう・・。
個人的には同じトラバース道なら、水根沢林道の方がずっと心理的なプレッシャーが大きく感じました。
腹が減ったので、橋を渡った所で昼食をとる事に。
沢の水を使って調理をします。
こういう沢の水を生水のまま飲むのは止めたほうがか良いらしいので、しっかりと煮沸して使う事にしました。
今日のメニュー『スキヤキ牛めし』と『黒豚汁』
黒豚汁、みるからに美味しそう。
ちょっと酸味を感じる。具だくさんの豚汁です。
最近、日清製粉さんは、ごはん物のレトルトに力を入れてますね。
サイドメニュー?温泉たまごと、トマト。
温泉卵は『スキヤキ牛めし』に投入。
誰も来ない、こんな場所で一人でたのしむ昼食。
あーー・・いい所だ・・
食べ終わったら、キレイに後片付けして先へ進みます。
キレイキレイ!!
そして、ここからは登山道を石尾根へ向けて歩き、
七ツ石山の鞍部であるブナ坂へむかいます。
登山詳細図見てたら、ブナ板になってました(笑)
誤植だよね?〜(*´∀`)笑
いくぞ〜。えいえいおー!!
天然の望遠鏡。
ここから先は道もはっきりとしてるし、危ない場所は無いです。
森もキレイ。
明るい場所。
良く整備された気持ち良いトレイル。
途中。登山道を塞ぐ枝!!
こういう枝が地味に面倒です(笑)
ええい、邪魔くさい〜!!
そして、道の先になんとなく人の気配を感じ・・。。
おお〜。。やったぁ〜。。
ブナ坂へ着いた〜。
よしよし、ここからは人通りも多く安心だ。
ここから、奥多摩小屋のテン場はわりとすぐそこ。
今日はそこまで行ってテントを張って、
明日は雲取山へ登りたい。
ヽ(^◇^*)ノ=500
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