テント場を使う時のマナー

今日10月10日はテントの日らしいですヽ(^◇^*)ノ

というわけで、テントの日を記念して、
山のテント場を使って宿泊してみたいと言う人のために
テント場を使う時のマナーをまとめてみました。

本当にマナーが悪い人が多いです(;´Д`A

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テント泊では無限の自由を感じる事も出来ますが、自由には責任も伴うのです(´・ω・`)

山のテント場は、登山の前線基地、宴会場ではないのです。

山のテント場は、次の登山に備えるための前線基地です。
そこでは全ての登山者は食事をし、十分な睡眠と休息をとり次の登山に備えます。
焚き火を囲んで友と語らいたい人は街のキャンプ場へ行くべきです。
夜は早く寝なければなりません。山のテント場は宴会場ではありません。
仲間同士で語り合う場では無いのです。
夜遅くまでお友達とお喋りをしたり、お酒を飲んだり、
楽しくてついつい声も大きくなってしまって・・すごく迷惑です。
テント場で大きい声でしゃべるのは厳禁!!などと言う表現をよくみかけますが
ヒソヒソ声でも静かな山の中では遠くまで響く事を知るべきです、周りを見てください、真っ暗なテントがありますよね、
もうそのテントの中の人は寝ようとしています。
テントの膜は薄くて壁は無いのと一緒です。
あなたの話しはすべて周辺の人に聞かれていますし、寝ようとしてる人にとっては騒音でしかありません。

それでも山でお酒を飲んだり、宴を楽しみたいなら・・

早めにテント場に到着して、宴を楽しんだ方がいいです。
5時ぐらいになると、ほとんどの人が夜食の準備をはじめ、
食べ終わればさっさと寝て明日に備えます
みな明日は早いのです、人によっては3時や4時には起きて行動を始めるのです。
そんな人の中には5時や6時には寝る人もいます。
お昼や夕方なら多少騒いでも誰にも怒られる事は無いです。
メリハリをつけて楽しみましょう。

ヘッドライトの明かりに注意

ヘッドライトを点灯させて他人のテントを照らさないでください。
真っ暗な部屋で明かりを点ける様なものです、
普通に迷惑ですよね?
テントから人が出てきて怒鳴られても文句は言えません、
ヘッドライトは下向きにしておきましょう。

ラジオや音楽のボリュームは昼間でも小に

夜はOFFもしくはイヤフォンで楽しんでください。
昼や夕方でも、あまり大きい音にしないようにしましょう。
静かな山が好きな人が多いです。

テント場の料金支払いのタイミング

基本的に料金を払ってから張るのが基本です。
テンバと小屋が遠すぎたりする場合には、先にテントを張って、後から料金を支払う事もある様です。料金を払いに行く間のザックなどを置いての場所取りもマナー違反だと感じる人が多いようです。

狭いテント場では他のテントに配慮して詰めて張ろう

狭いテント場で無駄にスペースを使って張るとひんしゅくを買います。
また最近では仲間同士で向かい合ってテントを張る人が多いです
大人数で円形にテントを張る行為も時と場合によってはマナー違反になる事もあります。
周辺の様子など見て、的確に張りましょう。

テント場によっては細かいルールがある、事前に調べておこう。

テント場によっては、何時から張るとか、何時までに撤収する、などのルールが決められている事がある。
ホームページやガイドブックで予め確認しよう、現地で小屋の人の指示に従うのもありだ。

ペグを抜いた跡、ちゃんと土を埋め戻してますか?

ペグを抜いたら抜いたで、飛び散った土を集めて、抜き跡の土を脚で踏んで踏み固めておこう、
ペグについている土も綺麗に木の枝など使ってその場で落としてあげた方がいい。

高山植物などを大切にしよう。

高山植物の上にテントを張ったりするのはやめよう。
テントはテントを張る場所で張りましょう。

そもそも、その場所テントを張って大丈夫ですか?

指定地以外での幕営は基本的には禁止されています。
国立公園などでは、テントを張って良い場所が予め決められています。
その場所はテントを張って良い場所ですか?

ヘリポートの近くにはテントを張るのはやめよう。

できるだけヘリポートから離れた場所にテントを張りましょう。
ヘリコプターが飛んできたら、すごい風圧で大変な事になります。
またヘリの事故などで落下してきたりすると大惨事に・・
張る場所が無いからと言ってヘリポートの中にテントを張るのはぜったいに駄目です。
奥多摩小屋のテント場で良くみかける初歩的なミスです。

当たり前だけどゴミはきちんと持ち帰ろう。

山で出したゴミは自分で持ち帰ります。生ゴミなども山に捨てたりせずに、すべて持って帰ります。
真水・水道水などは、その辺の植物にあげても大丈夫ですが、パスタの煮汁はスープなど調理に使って捨てないようにしてください。

山のトイレ、ちり紙などは・・

自分でもって帰るか、備え付けのゴミ箱の中に入れてください。
ぜったいにトイレの中に捨ててはいけません。
ちり紙は分解されにくいので、山の環境が悪くなってしまいます。

泥棒に注意しよう。

悲しい話しだが、最近では山道具を盗まれた・・などの話しを良く聞きます。
テントから離れるさいには必ず鍵をつけるようにしよう。
鍵はアウトドアショップなどで売っています。

小銭は用意しておこう。

山でお金を払う時はお釣りが無い事もあるので、予め料金を調べておいて
小銭を用意しておきましょう。

テント場の朝、早朝はできるだけ静かに旅立とう。

早立ちする人は、できるだけ静かに撤収の準備をし、旅立ちましょう。
そのためには前日の夜に撤収の下準備を済ませて置く事も大切です。
早朝であれば早朝である程、気をつけて欲しいです。
食事はとらずに、テント場から離れて日が登ったら適当な場所で休憩をとり朝食をとるのも良いです。

テント場で女の子を口説いたり、赤裸々な話しなどしない事(笑)

前に書いたけど、テントの幕は壁が無いのと一緒です。君の話しは周囲のテントに全て漏れ聞こえています。
女の子を口説くための気取ったセリフも、他人には聞かせたくない赤裸々な話しも、鬱なエピソードも、猥談も、全部筒抜けなのです(笑)周りのテントの人は苦笑いしてるかもしれないです。

トイレが遠いからと言って、その周辺で立ち小便などしないでください(笑)

面倒臭がらずにトイレまで行きましょう。

いろいろあるが、普通にしてれば、たいてい問題はおきない。

なんだかいろいろ書いてあって面倒に見えるかもしれないが、
大人としての常識、人間としての常識、登山者としての常識を考えて行動する。
気軽に振る舞って、誰にも迷惑をかけない、嫌な思いをさせない、というバランス感覚が何よりも重要だと思っています。

以上、他にもあるかもしれないけど。おもいついたら追記します。

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