『奥多摩登山考』読了〜。
2014年1月10日 23:27
教えてもらってから、かなりの時間を要しましたがようやく『奥多摩登山考』を読了〜。
『奥多摩登山考』
奥多摩ビジターセンターで発行している機関紙『あびえす』で連載されていたもの、著者は青梅警察署 山岳救助隊副隊長の金 邦夫さんで、奥多摩登山の遭難や注意点、山の魅力について語ったものが一冊と本としてまとまった内容になっています、以前も紹介した『金副隊長の山岳救助隊日誌―山は本当に危険がいっぱい (角川学芸ブックス)
』はこの本の続編。
奥多摩で集中的に登山をしている人は必読の内容だと思います。
近年の奥多摩での遭難事例とその顛末を事細かに記載しており、非常に濃い内容となっています。
残念ながらこの本は一般書店で買う事は難しいです。興味がある方は奥多摩観光協会に問い合わせてみてはいかがでしょうか(?)
雲取山荘、奥多摩ビジターセンターにも在庫があるかもしれません。
ちなみに目次はこんな感じです。
- (春山編)
- 奥多摩山開き
- 雲取山に散った30歳の命
- 本仁田山の「ガンバッタさん」
- 高水三山における遭難
- 登山と携帯電話【もしも〜し、遭難しました】
- 望郷酒場で頑張った
- (夏山編)
- 奥多摩の沢【奥多摩の沢での事故】
- 男はタフでなければ生きていけない。【親父の目の前で16歳の若すぎる死】
- 犬麦谷での遭難
- 「まってろ岩峰」のこと
- 横ヶ谷に転落
- 二重遭難の防止
- 巳ノ沢の遭難
- 水難事故の自己責任【雲取山から帰らず】
- 高齢化社会と登山(Ⅰ)【お前講演で何を話したんだ】
- 高齢化社会と登山(Ⅱ)【86歳リーダーF氏の奮闘】
- 登山者と酒【川苔山の風流使者】
- 繰り返す心痛む遭難事故【何を考えているんだ、お前らは】
- (秋山編)
- 六ツ石山における遭難
- 90歳単独行、雲取山に死す
- 川苔山の蟻地獄
- 天祖山で2件の遭難
- 「がんばったなあM君」「うん、うん」
- 「六根清浄」錦繍(きんしゅう)の浅間尾根に死す
- 雲取山晩秋【行方不明者明暗】
- 芋ノ木ドッケのこと【芋ノ木ドッケのハラハラ登山】
- 大山鳴動して【二つの遭難死】
- 山に消えた大先輩Tさん
- (冬山編)
- 奥多摩の雪【雪の雲取山に消えた登山者】
- 天目山で先生がいなくなった
- 春を迎える喜び【青梅マラソンの日、川苔山に死す】
- 早春の奥多摩に潜む危険
- 中高年登山者は勉強不足【大岳山での2件の遭難】
- (奥多摩有情)
- 犬から届いた快気祝
- 奥多摩のクマ【ツキノワグマの人的被害】
- 不思議な石組【日原のストーンサークル】
- 雲取山荘と新井信太郎さんのこと
- 雲取山有情
- 山とクラシック音楽と
- 奥多摩の岩場
- 瞽女(ごぜ)岩哀歌【平岩山での山岳事故】
- 青梅線から見える山(Ⅰ)
- 青梅線から見える山(Ⅱ)
- 青梅線から見える山(Ⅲ)
以上でございます。
ヽ(^◇^*)ノ=500
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