奥高尾、魔の三角地帯?

こん♨♨は、東京登山です。

高尾山とその背後にある奥高尾は、よく整備されているので比較的危険度が低い場所だと思います。

気軽にハイキングを楽しみたい都会人にとって最適の場所のひとつと言えるでしょう。

しかしそんな奥高尾コースですが、何故かベテラン登山者でも遭難してしまうという、魔の三角地帯が存在するのです。

それがここです。

ドーーン。

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裏高尾、魔の三角地帯(笑)

影信山、小仏城山、そして小仏バス停を結ぶ、この巨大な三角形こそが
『奥高尾魔の三角地帯』

『奥高尾トライアングル』なのである。

この三角地帯、人通りも多く、道標もしっかりと完備されているにも関わらず
道を間違う人が多い様に感じる。

そうそう!俺もここで間違ったよ。

うんうん!どっちに進めばいいか、一瞬混乱した事ある!

って人多いんじゃないだろうか。
そういう我輩も同じである。というより道を間違った事がある(笑)

解説しよう

この3角地点だが、様々な要因が複雑に絡み合い、道迷いを誘発する危険性を含んでいるコースなのである。

まず、小仏城山と景信山の山頂の印象が良く似ていると言う事があげられる。
まるであわせ鏡と言っては言い過ぎだが、平べったい山頂に茶屋があって、椅子や机が沢山あって大規模な休憩所となっていて、どっちとも展望が良い。この2つの山頂の印象があまりにも似ているがために、これらの場所を訪れた人の中で、誤った情報の交換が脳内で行われ、思わず勘違い・思い込みを生み出してしまう。というのがひとつ有る。

上記に付随することだが、地形的に誤って小仏城山と、景信山が入れ替わって、記憶されていることがある。景信山に直接登って、高尾山の方へ行きたいのに、まちがって陣馬山の方へ向かってしまう人がいるようだ。何度か歩いているから間違えるわけがないという思いがあるので、道標も見てないからこういうことが起こる。

また小仏城山に直接登って陣馬山へ行こうと思って高尾山に、高尾山に行こうと思って影信山へ向かってしまうケースもある。

どちらも道標をしっかり確認しておけば間違えるわけがないのだが、強い思い込みがあって進む方向を間違ってしまうと言うケースだ。

次に小仏城山、小仏峠、小仏バス停の位置関係を完璧に把握できてないがために起こる道迷いである。

影信山から高尾山へ向かおうとして、小仏バス停へ下ってしまう人がわりと多い気がする。影信山から小仏山へ向かうには小仏峠を経由するのだが、実はこの小仏峠からも小仏バス停へ向かうことが出来るので、小仏峠へ向かうには小仏バス停を目指せばいいという、そういう誤解が生じてしまうためである。

また逆に小仏バス停へ向かうために、小仏城山を目指す人もいるようだが、小仏城山からは小仏バス停へは直に下れないのである、小仏バス停へ下るには影信山か小仏峠からである。

先入観が怖い

何度も歩いたことがあるから・・と、そう思って舐めて歩いていると道を間違う。
ちゃんと道標を指さし確認すると言うこと。地図でしっかりと自分が目指すべき場所を確認することが大切だ。10回ぐらい歩いてる人でも漠然と歩いていると間違える可能性が十分にある。
僕自身が気をつけないと・・・(´・ω・`)

まぁ、ここでは間違っても死ぬことは無いと思うのですが、
道迷いの原因の一端を垣間見ることが出来る稀有な入門コースである。
間違った場合は良い経験になったと思って。
自分でなぜ間違ったのかしっかりと確認し後学としてほしい。
そう願わずにはおられない、オヤジなのであった(´・ω・`)



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