山のトイレは命がけなのである(´・ω・`)
2016年11月21日 01:10| カテゴリ:日常生活
先日、鋸尾根で遭難事故があって、
結局、愛宕神社の西側の崖下でご遺体が見つかったと言う事で、
残念な結果になりましたが、しかしそれでも遺体を発見できて
ご家族の元にも帰る事が出来て、それはそれで良かったと・・思います。
最初は遭難者の帽子が、鋸尾根の天照神社(だったかな?)の所で見つかったらしくて
あの・・天狗様が祀ってある場所ですが。
そこで帽子が落ちていたと言う事で。
その帽子を拾って木にかけた人を探しておられた様です。
何か手がかりを得ようという事でしょう。
遭難者さんが、御岳山のケーブルカーに乗って、それで大岳山方面へ縦走をしていたのですが、
ケーブルカーの駅に設置された防犯カメラに姿が鮮明に写っていたと言う事で、
そんなカメラがあったのか・・という事とそのカメラの性能にも驚きましたが、
それよりも、帽子が落ちていた所を中心に崖下に懸垂下降で降りて
捜索をした所、今回の遭難事故とは別の、1年前と6年前だったかな?の遭難事故で亡くなった方まで
見つかってしまったという事で、一気に3件の遭難事故が解決したというのにはもっと驚きました。
いろいろと、人があまり立ち入らないような、崖下を捜索したら、それこそ色々とヤバイものを発見してしまうのかもしれませんね。
しかし、なぜそんな登山道を外れて、崖に転落するのだろうと考えるとさっぱりわかりません。
愛宕神社の西側の部分なんて、そうそう近づかないような気もしますし、
あそこまで行ったら、もう道もはっきり明瞭ですし、間違い様が無いですもんね。
だとしたら、やっぱり故意に道を外れたとしか考えられないですよ。
つまりは、お腹が痛くなったりして、隠れてトイレをしようとしたとか、
もしくはきのこ狩りや、山菜採りのために、
それで登山道を外れたのでは無いかと、実はそういう人けっこう多いと思いますね。
自分は自分の山行日記ではトイレの事については書かないのですが、
それは見る人に不快な思いをさせたくないと言う想いがありまして、
それでたとえば動物の糞なんかも、記録としては写真は撮影しても
ぜったいにホームページに掲載したりはしません。
はなしがズレましたが、登山道をはずれてトイレをするというと、
若干足元がしっかりしてないと言うか、そういう場所もあったりするわけです。
だから山で遭難してる人の中で、やはりトイレ中に滑落をしたり、なにかの弾みで崖下に転落したりする人も少なからずいるんでは無いかと、最近思うようになりました。
登山のマニュアルなども見ても、登山道は外れるな!とか、山でウンコするな!ウンコする時は携帯トイレ使えよ、みたいな事ばかり書いていますが、正直あまり現実的では無いですよね。ウンコをするには登山道を外れないといけませんし、隠れる場所を探さないといけません。
しかし登山雑誌などでは『登山道の外れ方』はぜったに教えてくれないわけでして。
じゃあ登山道のど真ん中で、携帯トイレをつかって、ウンコをプリプリするのかと言うと
そんな事はできません。だって人間だもの。
と言うわけで、もっとみんな真剣に、山ウンコ学を研究した方がいいと思うわけです。
汚い話題だし、僕もあんまりこういう話しはしたくないので、これ以上はひっぱらないけど、
とりあえず、言える事は、山でのトイレは早め早めにやるという事が肝心ですね。
無理に隠れ場所を探したりするのは、やっぱり危ないです。
それと山の中に、もうすこしおトイレが出来る場所があれば、
もしかしたら遭難者もぐっと減るんじゃないかと、そう思うわけです。
山へ行くときは、どこでトイレが出来るかを、前もって調べて置くといいかもしれません。
山でのおトイレは命がけなのだ!!と、そういう想いを再確認しました。
わたしが皆さんに申し上げたい事は、山でのおトイレをバカにせずに、
真剣に考えてみて欲しいと言う事です。
今年は世界的登山家の人も、トイレ中に滑落して亡くなられました。
あれは冬山でしたが、冬山にかぎらず、山でのトイレは決して軽んじてはいけないのだと
そういう事なのだと思います。
お腹が痛くなって、我慢できずに、無我夢中で登山道を外れ、不安定な場所でおトイレをするというのは大変な危険なのです!!
よくよく注意をして、遭難をしないように、みなさん気をつけてください。
僕も気を付けて、山おトイレをしたいと思います(´・ω・`)
では。
関連記事