登山で使う無線機の選び方
2015年2月15日 19:43| カテゴリ:山岳無線
登山で無線を使おうと思って免許はとってみたけど、
実際にどの無線機を買えばいいのか・・と悩みますよね〜(?)
と、言うわけで僕なりに『登山で使う無線機』の選び方を考えてみました(^^)
どの無線機を買う?
周波数について
144MHz帯と430MHz帯で送信が可能な無線機が良いと思います。
無線機によっては430MHz帯しか送信できないものがあったりするので注意が必要。
ちなみに無線機によってはラジオの受信ができないとかあるかも!?
例えばICOMのID-52とかだと、FMラジオは受信できるけど、AMラジオは受信できないみたい?(たぶん)AMラジオが聞けないと言うことは、気象通報が聞けないはずなんで、山で天気図を書きたい人は注意。
無線機の重さ、寸法にも注目
登山をするのだから無線機も軽い方が有利なんだけど、軽いものはやはり機能や使い勝手など何かを犠牲にしているから軽い。寸法も小さい方が持ち運び安いし便利。あまりにも大きくて重いものは持って行くのが嫌になるからやめたほうがいいかも、体力次第。
送信出力
出力は大きい方が良い事は良いが。出力が大きいとバッテリーも急激に減るので、バランスが難しい。それと無線機の出力はACアダプターで接続している時と、バッテリーで駆動している時では出力が異なるので、そこも注意してスペック表を確認して欲しい。また144MHzと430MHz帯でも出力が異なったりするので良く確認する事。
※どんなに出力が大きくても、届かない時は届かないし、出力が弱くても高い場所(山など見通しが良い場所)では電波は良く飛ぶ。
※バッテリー使用時の出力が1W以上あるものが良いのでは無いかと思います。僕が使ってるVX-3は144MHz帯では出力1.5Wで、430MHz帯では出力1.0Wとなっています。
どのくらい山奥に入るかにもよるかな?
防水性能
アウトドアで使うのだから防水が有った方が良いのは確か、ちなみに僕が使ってる無線機は防水性能は無い。それは僕が沢登りとかしないし、主な活動領域が森林限界を超えない樹林帯の中だから。多少の雨が降ってもなんとかなるさ・・って思ってるから、自分が活動するフィールドに合わせて考えて欲しい。
ラジオの受信性能
山の中ではラジオで外界の情報を収集したり、天気予報を聞いたりできた方がいろいろ便利なので、ラジオの受信性能についても、調べておきたい。ちなみにVX-3はFMはともかくAMラジオの感度はイマイチな印象があります。
バッテリーにも注目
専用バッテリーか、汎用バッテリーかも見るといい。汎用型のバッテリーだと予備のバッテリーを安価で揃える事もできるが、専用だと性能は申し分無いけど値段が高いとかの問題もある。また電池で動かす事ができるものは災害の時などにも有利だ。
操作のしやすさも大切
冬山(雪山)をする人にはグローブをした状態でも、操作できるかどうか?はとても重要になると思う。そのあたりもちゃんと見てゆきたい。
モニターのバックライトはあった方がいい。
バックライトが無いと夜みずらいのであった方がいい。
実際に買ってみて、バックライトじゃなかったらショックが大きいのでチェックした方がいい。
その他の便利機能もチェック
GPSがついていたり、最初からいろんなチャンネルが登録されていたり、モールス信号の練習が出来たり、有益な機能から無駄な機能までいろいろついてるので、良く確認して買いたい。
ってな感じですかね。。他にもあるかもしれないけど、思いつきません(笑)
他にも沢山、登山で無線のブログを書いています。こちらにまとめていますので、興味がある方は是非ごらんください。
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