奥多摩小屋から雲取山へ、そして浅間尾根を下山。
2017年6月18日 10:21| カテゴリ:東京の山
昨晩は自分が張っていたテントの近くの学生が夜までおしゃべりをしていて、それがちょっとうるさく感じて寝付きが悪かったです。
耳栓があることに気がついて途中から耳栓をセットして横になっていたんですが、テントの中で風の音を聞いたり、鵺(トラツグミ)の鳴き声を子守唄にして寝たかったのですが、それは叶いませんでした。
若者だしパーティー登山なので、いろいろ話したいこともあるんでしょう。僕的にはそういう事には一定の理解をしています。
ただ、テントは薄い布一枚で隔てられているだけなので、声は周辺に筒抜けです。プライバシーに関わることは話さない方がいいかなと思います、聞いてる方が恥ずかしいのです(´・ω・`)笑
さて、しかし、テントを張った場所が悪かったのか、
妙に地面が凸凹としていて、昨夜は寝るためのベストポジションを探すのに苦労しました。上を向いたり、寝返りをうってみたり、テントの隅に移動してみたり・・。そんな感じで眠れたような眠れなかったような、うとうと微睡んで一晩を過ごしました。
朝目が覚めると昨晩は強かった風も、いつのまにか弱くなっており、
朝のテン場はうっすらと寒く、寝袋の中で
(・・・・)と無心で丸くなっていました。
ジッパーをあげて外を見ると、霧がテン場を覆っていました。
テン場をテントの中から見る。
今日は雲取山に登って、あとは帰るだけなので、行程にはかなり余裕がありますので、ここでしばらく待機して、気温が上がってから行動しようと思っていました。
みんな朝ごはんの準備をしている。
下山する登山者がときおりテントの前を通過してゆきます。
ぼちぼち起きて、テントの中を整理整頓しつつ、朝ごはんの準備。
パスタ(ペペロンチーノ)とフリーズドライの味噌汁。
これから雲取山へ行きますが、戻ってきたら、すぐに出立できるように、ある程度荷物をまとめておきます。
サブザックに、無線・水・防寒具を入れて、雲取山へと向かいました。
雲取山へ。
霧が濃くて雰囲気が抜群です。
ヨモギ尾根ノ頭へ登る途中。
テン場がある五十人デーロから、すぐそこにある、ヨモギ尾根ノ頭へ
ノボリながら振り向くと、すぐそこにあるテン場は霧に閉ざされて見えないです。
僕が霧が大好きなので、なんだか((o(´∀`)o))ワクワクしちゃいました(笑)
途中で、自然物をうまく利用して自撮り〜。
さすがに国立公園の特別保護区。
みるもの全てが美しいです。
熊笹(?)
森を覆うように熊笹が生えています。
この熊笹が山の表面を保護する皮膚の様な役割を果たしているんでしょうね。
登山道の様子(ときおり他の登山者とスレ違い挨拶を交わします)
ゆっくり、ゆっくり・・と歩いて、周辺の雰囲気を感じながら、歩きました。
心のアンテナを全開にします。
美味しい料理を堪能するような気持ちで、
周辺の景色を目で味わうのです。
頭上を見上げてみる。
ひんやりとした空気も気持ちいいし、
うっすらと湿り気を帯びて、美容にも良さそうです(笑)
潤うなぁ〜(笑)
オヤジは基本的にカラカラ・・なのです(´・ω・`)
小雲取山への登り。
小雲取山へ登っていると、青空が見えてきました。
雲の上に出たかな。
青空が見えてきた。
そしてすっかり霧も晴れて・・。。
遠くに雲取山避難小屋が見えてきた。
あそこが雲取山だ。
いや〜、きもちいい!!
なんだか、天空の城へやってきたような・・
そんな気持ちになったんです。
大げさかな・・。
雲取山へ登頂ヽ(^◇^*)ノ
三角点やら、いろいろあって、賑やかな山頂。
山頂の様子。
なんだか、久しぶりにやってきました。
前には無かった新しい山頂標もはじめてみました。
この山頂標、すこし評判が良く無いみたいですよ。
ちょい大きすぎるのと、雰囲気が堅いからですかね。
2017年記念に建てられた杭。
雲取山の山頂からは富士山や赤岳も見えるのですが、
今日はどちらとも見えなかったです。ちょっと雲が多いみたいです。
山頂でゆっくりとして・・・。
下ります。
ちょっと避難小屋に立ち寄って・・。。
避難小屋の中にあるノート。
足跡を残しました(笑)
※この日雲取山の山頂から無線をしました。144MHz帯1.5Wです。東京の練馬区の方と交信できました。だいたい60kmぐらいかな・・。
テン場へ戻ります。
子鹿。
そして、奥多摩小屋のテン場へもどって〜。
水を補給して〜。
山の冷たい水。
水場で、顔をじゃぶじゃぶと洗いました。
冷たくて、気持ちいい。
顔がぬるぬるしていたので、さっぱり(笑)
荷物をまとめて下山します。
テン場に戻ってきたら、テントは一つも残ってなくて、
自分のテントだけでした。
荷物をまとめる時に考えるのは水の量。
重すぎると大変だし、少なすぎても怖い。
今日はここから鷹の巣山まで行くので、500ml あれば十分だと判断。
石尾根に咲く花。
さあ、帰ろう〜。
山に登る理由は皆それぞれだけど、
山を下る理由は皆一緒ですね。
ここから鷹の巣山も、まぁまぁ遠いよ。
七ツ石山は巻かずにグイグイと登り返して突破。
ブナ坂から、山頂まで時間を測ったら11分でした。
巻くよりずっと速い。
昨日は無かった倒木。昨日の強い風で倒れたんだろう。
斧手岩。
斧手岩のところにある、説明板はずっと倒れたままです。
裏にも文字があるので、誰か関係者起こしてあげてほしい(笑)
昨日、歩いてきた道を引き返しています。
いい感じでしょ〜。
世の中にはもっと美しい場所もあるのですが・・
自然物を利用しての自撮り(笑)
しかし、東京の山でも十分に綺麗ですね。
こういう場所があって、僕は嬉しいです。
こんな道が大好きだ。
鷹の巣山避難小屋。
避難小屋前に荷物を置いて、水場へ。
水を500ml補給。
水場の様子。
小屋の前でラーメンを作って・・・
謎の缶詰もオープン。
台湾のラーメンなんだけど、これがめっちゃ美味い。
食べ終わったら、空身で鷹ノ巣山へ。
鷹ノ巣山の山頂。
避難小屋から、空身で15分ぐらいで登ってこれた。
最近、体調が良くて絶好調。
三角点がなぜか石に埋まっていた・・。
そして、また避難小屋へ戻ってきて・・
今日はね、ここから浅間尾根を使って、一番最初に登ってきた「峰谷」へ下ります。
さ、いこう。
で、大省略ですが、無事に浅間尾根を歩き下山(笑)
久しぶりに歩いたけど、こんな場所だったかなー?って
覚えてないもんですね。
かなり緩やかで下りやすかったです。
浅間神社の鳥居。
そして、林道へ。
ガッツポーズ。
と、言っても、ここからバス停までもけっこうある。
道標があるので、良くみて歩きます。
峰谷バス停。
バス停についたのは良いんだけど、次のバスまで1時間もあります。
下り
地図を見ると、峰谷橋バス停まで、近く感じたので、歩いてみた、
30分ぐらいで行けるかなー?って思ったんだけど、
実際は50分ぐらいかかりました(笑)
峰谷橋バス停。
と、いうわけで、この後はバスで奥多摩駅まで行きまして、旅を終えました。
綺麗にまとまって、いい感じの山旅だったかなと思います。
雲取山にも登れましたし、
また、今年登りに行きたいと思います。
いろんな方向から雲取山に登るのもいいかもしれない・・なんて思っているんです。
今回はバリルーで入りましたけど、
普通の登山道を使って、また違う雲取山の魅力を探してみたいと思っています。
では、みなさん、またお会いしましょう〜!!(笑)
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