金副隊長の山岳救助隊日誌を読了。

今更ながらですが、『金副隊長の山岳救助隊日誌』読了〜。

奥多摩と言うと、東京の裏山的なイメージがあって、難しいコースはほとんど無い印象なんですが、実際には年間40件以上の遭難事故が発生し、毎年何名かの方の命が失われているという現実があります。
本書はそんな奥多摩地域で山岳救助に奮闘する金副隊長が綴る山岳救助エッセイとなっています。

「奥多摩」は楽しい、しかし危険もいっぱい。
金副隊長の山岳救助隊日誌。

読み終えた感想・・・。

馴染みのある奥多摩の山や地名が次々と出てきて、読み進めるたびに(えっ!?あんな場所で!)(ふむふむなるほど、あそこは危険なのかっ!?)と独りで(うんうん)と唸りながら読む事ができました。
とても充実した内容で、続編を期待せずにはいられません。

奥多摩登山に夢中になっている人は必読!!初心者からベテランまで目を通して損はないと断言できる内容でございましたよ。

ちなみに内容はこんな感じ。

  1. 奥多摩に住む登山家
  2. 川苔山に消えたベテラン登山者
  3. フジ色の奥多摩
  4. 北に遠ざかりて、雪白き山
  5. 真名井沢に転落した大学生
  6. 雲取山秋色
  7. 非常な春の雪
  8. ツキノワグマ「小十郎」の死
  9. 悲しい「こどもの日」
  10. 精霊は盆に帰る
  11. 雲取奥多摩湖や「岡部仙人」のこと
  12. 御前山のダブル遭難
  13. 松ノ木尾根から転落
  14. 地獄で仏
  15. 皇太子殿下と山
  16. 雪降りしきる
  17. 峰集落、速滝を訪ねて
  18. ツツジ咲く雲取山に死す
  19. 奥多摩に出た山賊
  20. 仙人の秘密基地
  21. 静寂の山、天祖山での悲劇
  22. ヒマラヤニストの雷撃死
  23. 天祖山での悲劇Ⅱ

ちなみに本書は『奥多摩登山考』の続編、そちらも読みたいと思ったのですが、古い本で数が少なくAmazonでも売っていませんでした、ですから古本屋で見かけたら即ゲットしようと思いました、どこか落ちてないかな〜。

以上でございます。

金副隊長の山岳救助隊日誌―山は本当に危険がいっぱい (角川学芸ブックス)(amazon)



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