低山逍遥の真髄 積読(つんどく)
2014年2月8日 14:07| カテゴリ:山の本
低山逍遥の真髄、タイトルはカッコいいけど・・。。
ちょっとタイトルが悪いかな〜、
『低山逍遥の真髄※』なんて難しい字を使ってカッコイイけど、
タイトルと中身がいまいち一致してない。
※逍遥(しょうよう)とは気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。
だってこの本のタイトルだと、低山を徘徊する楽しさとか、楽しみ方、
中級山岳の奥深さ、哲学とか、未踏の深山への誘いとか、
そういうの期待しませんか?
登山歴50年の人の含蓄のある文章を期待していたのですが、
でも、そういう内容では無いんですよね(残念)
過去の人が書いた文献をひたすら紹介するに留まってしまってるし、
しかも東京近郊の山にしか触れてないし、
(ひたすら本の紹介ばかりで、読み物としての体をなして無いのです(^^;))
著者の深い見識も、山岳に対する新しい発見、哲学は垣間見えて来ないし、
「低山逍遥の真髄」という壮大なタイトルはちょっと違うんじゃないかい?
と思いました。タイトルが悪い、と書いたのはそういう意味です。
思い込みでも、独断と偏見でもいいから、そういうの読みたかったなぁ〜。
と、まぁ、批判ぽっくなってしまったけど、
良い所もある。
この本は先にも紹介した『知的登山のススメ』の続編と言った内容。
だから、東京近郊の山の研究や、登山史に興味があって、これから勉強したい人にとっては良い本です。でもそうでは無い人にとっては、駄本だと思いますけど。前作と同じく、僕はこの本を傍らに置いてたまにチラ見しようと思います。ですから、積読※という言葉を使います。
※積読(つんどく)とは。本を買うだけ買って読まずに積んだままにしておくことで、「積んでおく」と「読書」をかけた駄洒落的な合成語と言うことらしいです。ツイッターで識者の方に教えていただきましたm(__)m
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