栗城くんを好意的に解釈してみる実験

栗城くんは、学生の頃から変な子だったらしく、
ただ、めちゃくちゃ面白い奴で、みんなをあっと驚かせたり、笑わせたりするような人だったらしい。
僕も自分の学生の頃を振り返ってみたら、
そういう変な奴がけっこう周りにいたなぁ・・と思う。

とにかく無軌道というか、無計画というか、
そしてとにかく狂ってて、面白い奴、スケールの違いはあったかも知れないけど、
そんな奴、君の周りにはいませんでしたか?

マッキンリーへ向かう時も、入山許可を得るのに、英語が出来ないので、
めちゃくちゃな英語で許可を申請して、周りの人間も、間違って入山許可がおりたら
危険だという事で、助けもしなかったそうだが、ある日にこにこして、やってきて
入山許可が降りたと・・、なんで英語も出来ないのにそんな事がわかるんだ?と聞いたら
文章中に「NOT」の文字が無いからだと、豪語したらしい(笑)

そんな若さあふれる彼はその勢いのままマッキンリーを登頂する。

僕は彼の事はよく知らないし、どういう経緯でこのようになったのか、
熱心に追ってはいなかったので、分からないのだが、
彼はずっと死ぬまで、その頃の彼のままだったんじゃないだろうか。

その後の彼は、破竹の勢いで快進撃を進め、
テレビ局の人に目をつけられ、変な脚色を与えられたり(後に自分自身もそれを利用したりするw)
自己啓発界隈の方々とか、怪しいビジネスマンとつるみながら、
だんだん怪しいオーラを纏ってゆきます(笑)

とある、ライターさんが、栗城くんを批判したら、栗城くんからライターさんに直接連絡があったらしい。
ライターさんは、栗城くんに彼の登山のいかに無謀かを懇切丁寧に説明したのだが、
栗城くんは自分の能力をまったく疑っていなかったと言う。
話しは平行線のまま終わり、栗城くんを説得する事は出来なかったそうだ。

彼は、世の中では嘘つきとか、詐欺師と言われている。
だが、もしかしたら、彼は大真面目に出来ると信じていたのかも知れない。

そんなバカな?と思われるかもしれない。
だが、そのように解釈すれば、彼の不可解な行動のほとんどすべてが理解出来る気もする。

たくさんの人に心配をかけ、バカにされ、批判され、また確実に勇気や元気をもらった人たちもいた。彼に影響を受けて登山をはじめた人、エベレストに登ろうとしている人だっているだろう。

いろんな誤解を生んで、栗城くん自身も様々な誤解をしていて(笑)
沢山の人を巻き込んだ。
良い意味でも悪い意味でも、彼の人生は、それそのものが『ネタの塊』でカオスだった。

そしてなにより、わかりやすい嘘をついてみたり、話しの辻褄がぜんぜん合ってなかったり。彼自身カッコつけな人だったのかもしれない、自分を大きくかっこ良く見せようとしたり、そんな部分は見方を変えれば、とても人間らしくもある。
僕は沢山の駄目人間を見てきたから、そんな人たちの気持ちがなんとなくわかる。

そんな彼の人生・・

少なくとも、彼の行為でみんな怒ったり、笑ったり、呆れたりして
楽しんだと思う。彼の事を知ってしまった人はすべて、栗城劇場に引きずり込まれた。

愛するべき馬鹿は死んだ(この場合は褒め言葉です)

僕はこの劇場がこんな形でおわって、つまらないと思う。

もっと、彼と、彼を応援する人、批判する人の熱くなる姿を
距離をおいて眺めながら、楽しみたかった、

それが本心なのです。

最後に栗城くんのご冥福をお祈りして文を終わります。

※ちなみに、彼が世の中でどんな風に悪く言われているかは知った上で書いています。
この文章は栗城くんを好意的に解釈してみるテストなのです(´・ω・`)



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