キャムピング 約100年前の元祖ハヤシライスを作る。

国会図書館の本で、古いキャンプの本があったのでペラペラと見ていた。

それが、この本。

100年前のハヤシライスのレシピ
『キャムピング』

1926年、増田建三によって著された本だ。

正確には100年では無くて、90年だが、まぁ、だいたい適当である(´・ω・`)

キャムピング
日本體育叢書(にほん たいいく そうしょ)

そうしょとは、今で言うシリーズという意味である。

ペラペラと見ていたのだが、興味深いページがあった。昔のキャンプで作られていたキャンプ飯のレシピである。

ハヤシライスがやばい。
貴重な資料である。

その中に書いてあるハヤシライスのレシピを見て、吾輩は驚愕をした。

読んでみよう。

ハヤシライス:最初に牛肉を薄切りにし、それに玉ねぎを千切りとなし、牛乳と共に鍋に入れ、適當(てきとう)な時期に醤油、砂糖にて調理し、メリケン粉を水に溶かして流し込み適當に煮上げて用意された盛飯にブツカケれば良いのである。

なんちゅ〜いい加減なレシピだ。
こんなもの食えるかと・・・。。

想像しただけで吐き気がしてくる(´・ω・`)

でも、心のどこかで、もしかしたら美味しいのかもしれないという、想いも微かにではある。

う〜む、と唸り、ここは一念発起(使い方が間違ってる気がするが)

作ってみようかと・・そう思ったのである。。

分量などは謎だが、こいつを、すこしづつ、ちゃんと味を見ながら、いい塩梅に仕上げて、食えるものにしてやろうと。そう思ったんである!!

では、いってみよ〜( ´ ▽ ` )ノ

クッキング開始

レシピどおりに作るのだが、問題は醤油と砂糖の加減。

牛乳に牛肉と玉ねぎの千切りを入れた後は、一度具材を煮込み、肉に火が十分に通った所で、砂糖と醤油をまず大さじ1入れ、その後は味を見ながら醤油をすこしづつ加えてゆく。

ハヤシライス 調理中
ハヤシライスを調理中。

牛乳で煮込まれる、牛肉と玉ねぎを眺めながらよぎる一抹の不安。

しかし、味見をしながら、(あれ・・そんなひどくないな・・)って思った。

醤油を少しづつ加えながら、このくらいかな?って分量を探った。

よ〜〜し、これでいいだろ〜( ´ ▽ ` )ノ

100年前のキャンプ飯『ハヤシライス』完成

と、言うわけで、出来た100年前のハヤシライスはこんな感じに仕上がりました。

100年前のハヤシライス
100年前のハヤシライス完成。

牛乳ベースに醤油なので、こんな色にしかなりませんよね。

見た感じ、ぜんぜん美味しそうに見えませんが。

食べてみると、牛乳の甘さがあって、醤油がほんのり薫ります。醤油の塩気と旨味で味が少し引き締まっているんですね。10人いたら6人は不味いって言いそうな味ですが、僕はのこり4人の方のようです(笑)

いや、美味しくは無いんですけどね・・。。普通に食えちゃうから不思議です。

100年前のハヤシライス スプーン
見た目が微妙。

とりあえず一皿食べて、おかわり出来ましたのでね・・。。

飽食の時代に生まれた我々と違って、当時の人にはこれでも美味しく感じたかもしれません。

そんな味でした。

僕がレシピの解釈を間違ってる可能性もあるんだけど(分量とか書いて無いし)
とりあえず、自分の中では腑に落ちたというか、納得できる味でした。
たべてる内に本当にハヤシライスっぽいな〜って思えてくる一瞬があるんですよね。

さあ、みなさんも、いがかですか?

僕が辿り着いた材料比:牛肉薄切り:90g、玉ねぎ千切り:90g、牛乳200ml、砂糖大さじ1、醤油大さじ2前後、メリケン粉大さじ1に水適量。

※ハヤシライスの歴史について調べてみたのですが、我々が良くしっているデミグラスソースがベースになっているハヤシライスでは無い、ハヤシライスの原型があるそうですが、すごく曖昧な存在であり、専門家でもそれがどんなものか良くわかってないようです。そこで私は、ハヤシライスの原型とはおそらく、牛肉の薄切りと、玉ねぎを、シチュー(我々が知っているシチューとは異なるもので、牛乳を調味料で味付けし小麦粉でとろみをつけたもの)に入れ煮込んだものでは無いかと私は仮説を立ててみました。また林ライスとは、もともとキャンプ飯として開発されたものでは無いでしょうかっ!!林ライスなだけに・・・。。ちがうか(^-^;)



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