山をやっているみなさん、無線機を買いましょう
2025年2月10日 13:02| カテゴリ:日常生活
ココヘリは無線機の代わりにはなりません。
まったく違う性質のものなのです(´・ω・`)
ココヘリはあなたを探すのには役立ちますが、救助要請がなければヘリは飛びません。
緊急を要するケースでは、ヘリが飛んでくるのは死んだあとになるでしょう。
なぜか山岳雑誌は無線機を積極的に取り上げません。なぜでしょうか・・
以下は無線機がある場合と無い場合の比較モデルです。
当たり前ですが無線機があれば必ず助かるという事ではありません。
ケースA
1)無線機が無い場合
3人パーティーで登山をしていたとき、Bが滑落した。
Aはその場で待機し、Cは慎重に下ってゆくと、Bが倒れており、近寄るとまだ息があった。
携帯で連絡しようと思ったが、電波が通じないため、Bをその場において、1時間かけて登り返しCはAと合流し
状況を説明した。Aの携帯もつながらないため、Aは下山しつつ電波がつながるところから救助要請
CはふたたびBのところへ戻ってBを介抱していたが、救助ヘリが飛んできたときにはBは亡くなっていた。
2)無線機があった場合
3人パーティーで登山をしていたとき、Bが滑落した。
AとCは携帯で救助要請しようとしたが、携帯がつながらないため
Aはその場で待機し、Cは慎重に下ってゆくと、Bが倒れており、近寄るとまだ息があった。
Bは携帯がつながらなかったため、アマチュア無線の緊急通信を用いると近くの山域の山小屋が応答したため
現在地と状況をしらせ、救助要請を依頼した、しばらくするとヘリが飛んできたので、Bはヘリによって救助された。
ケースB
1)無線機が無い場合
パーティーで山を下山していたが、予想以上に吹雪いてホワイトアウト状態になった。
5m先も見えない状況となり、先行者を見失ってしまう。
いのちかがら下山するも先行者の姿はなく、携帯の電波も通じないため2時間近く歩き
ようやく電波が通じるところへ行き、仲間が行方不明になった事を警察に伝える。
後日捜索したところ、仲間は尾根の上で凍死していた事がわかった。
2)無線機があった場合
パーティーで山を下山していたが、予想以上に吹雪いてホワイトアウト状態になった。
5m先も見えない状況となり、先行者を見失ってしまう。
すぐに無線機で先行者に問いかけると、すぐちかくにいる事がわかったので合流する事ができた。
大変だったが、慎重に行動して、共に下山した。
反省点の多い登山だったが、命があったのは良かった。
さあ、いかがですか?
山の遭難事件を見聞きするたびに、これのケース無線があったらもっと適切に対処できたのでは?と思う事が少なくありません。
あなたも無線の免許を取得し、ハンディ機を購入して、登山者としてさらなるグレードアップを目指してみませんか?
以上です(´・ω・`)
関連記事
- None Found